本土復帰50年を迎える現在の沖縄県が、そして日本全体が、「命を守ること」に向き合い「歴史と文化」を継承するための新しいムーブメント。
「結どぅ宝 (繋がりこそ宝) 」 生きているから笑いあえる。生きているから未来がある。
「結515」は、2022年5月15日の「沖縄の本土復帰50周年」を迎えるにあたり、「復帰っ子」と呼ばれる1972年生を中心とした有志が集い、復帰以前生まれ、また復帰以降生まれの皆で一緒に「沖縄」をテーマとしてつながっていく活動を行おうという団体です。
戦後の沖縄県で「命どぅ宝」をスローガンに行われた反戦・平和運動 (ムーブメント) から数十年が経ちました。しかし現状はというと、凄惨な地上戦・沖縄戦の戦没者数を六倍も上回る人が、1972年以降に自ら命を落としている事実があります。貧困問題とも密接な関係性がある「自殺者」は昨年、女性・若年層で増加し、若年層は統計開始以来最多の1986年の401人を越えてしまいました。
第二次世界大戦下の沖縄、日本と同様に、大袈裟な表現かもしれませんが、多くの方々が「命の危険」に晒されている状態です。当時と異なる点は、未曾有の感染症や貧困問題、虐待問題などが複雑に絡み合い「貧困・孤独の雨」に晒されていること。
私共もそうでしたが、貧困問題が身近な問題でありながら、解決に向けた動きがなかなか取れないのが現状です。どうすれば良いのか?何をしたら良いのか?
今こそ、沖縄県が、日本全体が「命を守ること」「生きること」と向き合う新しいムーブメントのスローガン (コンセプト) として、結515プロジェクトの「結」から「結どぅ宝 (繋がりこそ宝) 」をテーマに、歴史や想い、命を繋ぐプロジェクトに挑戦します。
先人の知恵を引き継ぎ、みんなで繋がり、未来の沖縄、そして世界から貧困がなくなり、愛の溢れる世界になるように、またそのひとつのきっかけになるように、2022年の復帰50周年に向け、またそれ以降も、我々「結515」は働きかけたいと思います。
立ち上がったばかりの団体ですが、沖縄の子どもたちの明るい未来と笑顔のために活動しております。みなさまがたの継続的なご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
1972年の復帰っ子だけでなく、復帰前に生まれたみなさん、1972年以降に生まれたみなさんすべてで、沖縄県の50歳をお祝いしましょう!これまで生きてきた、そして今生きているウチナーンチュ、そしてウチナーを愛する世界中の人々で、「ぐすーじさびら!」
結515の会
代表理事 比嘉盛也
他メンバー一同